2010年10月16日土曜日

チリ鉱山落盤事故でみる「チームワークVS利己心」

今週世界中が注目したニュースと言えば、チリ鉱山落盤事故の救出でしょう。
まずは全員無事救出されたことについて心からおめでとうと言いたいですね。

70日間という長期にわたり、極限状態の中で生き抜いたことはまさに奇跡と言えるでしょう。あらためて人間の生命力の強さを感じさせられます。

思うに、酸素も薄く、悪臭、暗闇の中、運動不足、様々な欲求を抑えるストレスは半端ではないと思います。もし自分だったら死んでしまっているかもしれません。

さて、我々はこの事故から様々な事を学ぶことができます。例えばリーダーシップ。33人が極限状態の中で共同生活をおくるには強烈なリーダーシップ、人心掌握がされなければならないでしょう。また、絶対に生きて帰るという目標を全員で共有することは経営におけるビジョンの共有にも繋がります。

今回ここで考えたいのは「チームの結束力は利己心に勝てるのか?」と言う事です。

すでに彼らには補償金に加え、今回の事故は映画化、出筆・講演のオファーがたくさん来ているということです。まさに彼らは本当の金脈を見つけたといえるくらいのお金を手にすることでしょう。

さて、ここで問題になるのはこれらの収益をどのように分配するのかという事です。しゃべりがウマい人、文章作成能力が高い人、ビジュアルがよい人などがもてはやされる事でしょう。ではそのような人たちだけがこの事故から利益を享受してよいのでしょうか。

そう思い少し調べてみたら、すでに地上にいた家族間でこのような問題を話あっていたようです。全員で平等に分配しようという話になっているようです。

今のところ33人の結束は相当強いようですが、金銭が絡むと個人的利益を求める人間が必ず出てくると思います。そうなるとかなり大きなトラブルに発展しそうです。これからどのようになるのか気になるところですが、僕の提案としては会社としてプロダクションを設立し、そこで管理・分配すればいいと思います。そうすればすべての出演、出版を管理できます。

このようにチームワークと利己心どちらが勝るのかということにとても興味を持ちました。

ではでは。

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