2010年12月28日火曜日

株式会社設立3 電子定款申請~公証役場認証まで

さて、今回は電子定款の続きです。ここから先は法務省のオンラインサービスを利用します。
下記のページに全体の流れがありますので、それに従って進みます。

【電磁的記録の認証(定款を含む私署証書の認証)の嘱託】
http://www.moj.go.jp/MINJI/DENSHIKOSHO/denshikosho1-2.html#05


まず、まるで囲んだものをインストールする。



インストールすると法務省のオンラインサービスを利用できるようになるので、下の画面を開き、ログインします。


ここまで来れば、あとは作業の都度指示があるので、それに従い進めば問題ありません。

電子定款で注意すべき点は、
ファイル名は必ずアルファベット小文字⇒「teikan」 とすること
・デジタル署名は20秒くらい時間がかかるが問題ない

私はファイル名は「teikan_pdf」としてしまい、一度却下されました。デジタル署名は時間が掛かるので不安になりますが、20秒くらいで完了しますのでじっと我慢です。

以上でオンラインでの作業は終了です。次は公証役場に電話をし、電子申請したことを伝える。
折り返しの連絡を待ち、問題がなければめでたく認証、なにかあれば指示に従います。あとは公証役場に訪問する日を決めるだけです。

公証役場に行く
公証役場に行く際に持っていくものはこちらです。
・印鑑証明
・免許書など
・実印

今回は電子定款なので、定款3通を用意する必要はありませんでした。また、一人で設立のなので委任状なども必要なく、印鑑証明だけでよかったようです。

以上が会社設立のおける定款までの作業です。残すは出資金の振り込みと登記申請です。

このブログはタイムリーにやってるのでここから先は来年以降になります。また進捗ごとに報告致します。





2010年12月27日月曜日

株式会社設立2 ~電子定款はそんなに難しくない~

今回は電子定款の作成についてお話します。長くなりそうなので2回に分けて綴ろうと思います。大きく分けて自分でやることと法務省のオンラインでやることに分かれます。今回は自分でやることについてです。

ネットで調べると一人でやるのは難しいとか、そんなに面倒ではないなど様々な意見がありますが、私見ではちょっとITの知識があればそんなに難しくないと思います。もちろん、手間がかかるので業者にお願いするのもいいと思いますが、署名ソフトやカードリーダーなどすべてを揃えると3~4万円かかるから当社にお任せといったロジックはうそなのでそういった類の業者にはご注意ください。


電子定款の流れ
*定款のフォーマットはネット検索ですぐ見つかります。

【事前準備についてはこちら】

① 自分で用意するもの
・PC(私はwin7)
・住民基本台帳カード
・カードリーダー    (私が使ったのは▼バナーのもの)
・PDF署名プラグインソフト
法務省の推奨はAdobeAcrobatですが、私が申請した時はAdobeAcrobat Xに対応していないため、他のソフトを利用しました。いずれ問題は解消されるとおもいますので、AdobeAcrobat前提で話を進めます。もちろん、購入する必要はありませんので、体験版を利用しましょう。

(私が利用したのはsky pdfというソフトです。こちらも体験版で十分です。)

住基カードも、カードリーダーも納税の際、E-Taxにも使えるので買い揃えてもいいと思います。以上の4つが自分で揃えるものです。




後はこのページの指示通りにやっておしまい。ちゃんちゃん♪ なんですが、それではあんまりなのでもう少し詳しくやりましょう。(本当はこのページ辿り着くのに苦労した)

【電磁的記録の認証(定款を含む私署証書の認証)の嘱託】
http://www.moj.go.jp/MINJI/DENSHIKOSHO/denshikosho1-2.html#06


①認証を受ける公証役場に連絡し、内容の確認をお願いする
近くの公証役場(下記リンク参照)に連絡し、メールまたはFAXで定款を送ります。誤字や文言の訂正があればアドバイスしてくれるので、それに従い訂正する。メールで確認をお願いする際は「電子申請」することをきちんと伝える。(持ち込みと電子申請では若干文言が変わるよう)

【全国公証役場所在地一覧】

②デジタル署名の付与
用意した署名ソフト(Skypdf)で定款に電子署名を加える。やり方はWord等で作成した文章をPDF化します。そのPDFをSkypdfで開くと署名のアイコンがあるのでそこに氏名など情報を加えれば完了です。署名する場所は定款の一番最後の申請者欄の下あたりです。

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以上が、自分でやることでここから先は法務省のオンラインサービスを利用して行います。



ということで今回はここまで。








2010年12月26日日曜日

【グルメ】御茶ノ水周辺・ガッツリ系

ホームグランドの御茶ノ水周辺は学生街ということもあり、安く腹いっぱいになる店がたくさんあります。今回もそんなお店を紹介します。ガッツリ行きたい気分の時にオススメです。

お店の場所はJR御茶ノ水駅、聖橋口から徒歩1分。線路沿いなのですぐに分かります。

オーダーしたのは中豚丼@680です。


大味ながらちょっと甘いタレとゴハンの相性が抜群です。

となりの学生さんは大豚丼を食べてましたが、どんぶりから肉がはみ出すボリュームでした。

さすがに週一はきついけど、クセになる美味しさです。御茶ノ水にきたらぜひ試して下さい。

炭焼豚丼 豚野郎



関連ランキング:丼もの(その他) | 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅




株式会社設立にチャレンジ① 

年の瀬も迫ってきていますが、ただいま株式会社を設立しています。少しでも出費を抑えたいというのもありますが、面倒だが一人でもできるようなことが書いてあったので、チャレンジしてみることにしました。これから自分で会社を設立してみよう!という人の役に立てれば幸いです。

会社には株式会社の他いくつかの形態があり、さらに取締役会の有無など条件により、書類内容が変わります。ここで紹介するのは、取締役が1人の株式会社の発起設立」となります。

■ 事前準備
①自分の印鑑証明を取得する:市区町村役所で3通取得する
②商号を確認する:つまり会社名。同一名称を同じ住所で登記することはできないので念のため確認する。(私の場合、自宅で登記したので必要ありませんでした)
③会社の印鑑を作成する:会社印(代表印、登録する印鑑)、銀行印、角印の3点
④定款をつくる:定款をつくる

定款については次回以降くわしくやりたいと思います。


【法務省 商業・法人登記申請】

2010年12月15日水曜日

NFCに注目!今後5年以内に小銭は無くなる?

昨日の勉強会のテーマは「NFCを使ったビジネスモデルを考えよう」でした。まず、NFCって何?と言う人もいると思うのでそのあたりから説明しましょう。

NFCとはNear Field Communicationの略で日本語では「近距離無線通信技術」のことです。分かりやすくいうとスイカやエディのFelicaなどRFIDの次の規格です。特徴は下記のとおりです。

【特徴】
・互換性が高い 
・リーダ・ライタエミュレーション機能 
・端末間通信機能
・NFC端末間ペアリング機能
・通信距離は10m
・とにかく安い(シールみたのでOK)

【参考サイト】
http://www.nfc-world.com/about/index.html

ではなぜNFCが注目されるのか? それはアンドロイド端末に掲載され、次のiphone5にも掲載されると噂されているからです。当然、スマホに掲載されればそこにビジネスが生まれるわけです。決済や電子マネーのような金融系サービスはベンチャーが入り込むのは難しいが、おそらく周辺ビジネスには参入する余地は十分あるでしょう。そこでビジネスモデルを考えようということが勉強会のテーマでした。

■ジオ系サービス
通信距離が10mというは正確なチェックインに使えます。例えばfoursquqreなど現在のジオ系サービスはチェックインの正確性は保証できません。しかし、NFCを使えば正確にその場所にチェックインしたことを証明できます。飲食店のレジなどに端末を置き、クーポンを発行すれば集客に使えそうですね。

■コミュニケーション
ベタなところでは名刺交換などに使えそうです。また、すれ違い通信のように使って友達を増やすのもいいかもしれません。

その他いろいろアイデアは出たのですが、さすがにこれはイケるというのは出ませんでした。

しかし、2,3年後必ず私たちが想像できなかったサービスがNFC周辺で生まれるのは間違いないでしょう。おサイフケータイなどで先行した日本から世界標準のサービスが生まれう可能性だって十分あります。ぜひ皆さんもNFCに注目しておいて下さい。

余談ですが私は5年以内に小銭は使わなくなると確信しています。そうなることを見越して何か新しいビジネスはないかそんなことをいつも考えています。

*興味がある人はこちらもどうぞ。
【まとめサイト】
http://japanese.engadget.com/2010/12/10/google-nfc/

2010年12月8日水曜日

2010年ソーシャルメディア関連ニュースランキング(勝手に)

今年も残すところ僅かとなり、恒例の何ちゃらランキングとか今年の総決算が流行っていますね。と言うことで僕も今年一年のソーシャルメディア関連の出来事をランキングしてみました。(あくまで勝手にですが)

いきなり結果発表から。

第1位:ツイッター
第2位:グルーポンなどフラッシュマーケティング
第3位:位置ゲー
第4位:フェイスブック
第5位:スマホ


第1位:ツイッター
日本でもユーザー数1000万人を超え、もはや生活の一部になりましたね。僕自身もツイッターをやっていたおかげでいろいろな人に出会えたり、気づきを得たり様々な恩恵を受けました。

第2位:グルーポン系サービス
勢いで言ったら今年ナンバー1かもしれませんね。4月にサービスが始まって以来、参入障壁の低さから雨後の竹の子のように乱立しました。しかし、パワーゲームの様相を呈し、資本力、営業力で優勝劣敗が見えつつもありますね。割引の常態化、飲食店の質などいくつかの問題点もありますが、集客したいお店と割引を受けられるユーザー、運営会社も儲かるというしくみは「あっぱれ」と言えるでしょう。

第3位:位置ゲー
スマホ、ケータイにもGPSが標準化し今年大ブレイクですね。日本ではコロプラ、海外ではfoursquare、Gowallaなどのサービスがあります。チャックイン機能でリアル店舗をプロモーションしたり、ゲーム性を取り入れるなど今後新しいサービスが期待されます。特にfacebookも同様のサービスをローンチしてますのでこれからどうなるのか注目です。

第4位:フェイスブック
日本では来年以降爆発すると言われていますが、実名登録を好まない人たちも多くいるようで爆発的に利用者が増えるかどうかは微妙なところですね。僕自身は実名登録にメリットを感じているし、フェイスブックの拡張性はすばらしいと感じています。何と言っても世界で5億人以上のユーザーがいるというのはもはや国家レベルでしょう。注目は今後ECをどう絡めるかでしょうね。

第5位:スマホ
ガジェット好きな人間としてはiphone、andoroidと様々な機種が出たのは面白かったですね。僕自身はiphoneユーザーですが、もちろんアンドロイドにも興味あり。半年前までは圧倒的にjphoneが優れていると思っていたけど、アンドロイドが接近したように思います。やはりiphoneにお財布ケータイは欲しいですね。

以上、2010年ソーシャルメディア関連の出来事を勝手にランキングしてみました。こうしてみると2,3年前には想像できなかったサービスが台頭していますね。おそらくこれからも僕らを驚かせるサービスが生まれてくるでしょう。でも、どのサービスも最初に気づく人がいるのだから僕たちだって何かできる可能性はありますよね。ちょっと早いけど来年もいい一年になりますように。

2010年12月7日火曜日

【起業のために読む本①】社長失格 板倉雄一郎

僕が起業するために読んだ本を紹介することにしました。これから起業する人にもそうでない人にも書評が蓄積されたら少しは役に立つのではないかと自負しています。

さて、今回紹介するのはこちらの本です。

著者は板倉雄一郎氏、いわゆるホリエモンに代表される2000年前後のITバブルの一世代前の時代の寵児といったところでしょうか。

本書との出会いはMBAの「ベンチャービジネス」の先生に推薦されたのがきっかけです。半年ほど前に一度読んだのですが、起業を決意した今、違った学びが得られるのではと思い再読しました。
あらすじはベンチャー企業がスタートアップから急成長、そして倒産に至る過程を赤裸々に書いたものです。銀行や取引先とのやりとり、社員の裏切りや組織の崩壊など通常のビジネス書では学ぶことのできない内容です。危機直面したケースで自分ならどのような決断をするのかという視点で本書を読むと疑似体験ができるでしょう。そんな中で僕が学んだのは次のようなことです。

【ファイナンスの重要性】
ベンチャー企業の場合、つまずく理由の大半はファイナンスの問題です。資金調達が思うようにいかず、倒産してしまうケースがほとんどです。ハイパーネットの場合も資金のほとんどを銀行借入によってまかなっていました。やはりできることならデットではなく、エクイティで調達した方が安心だし、思い切った勝負ができるでしょう。銀行借入をする場合は個人保証などよく考えなければならないでしょう。

【組織・ヒト】
経営においてもっとも重要なのはヒトである。このことに異論を唱える人はおそらくいないでしょう。しかし、経営者は目の前の課題に集中するあまり、このことを忘れてしまう。板倉氏自身、このように振り返っています。出世欲が強い人、金銭良くが強い人など組織には様々なタイプの人間がいます。彼らをどのように動機づけるかが経営者に求められる資質なのではないでしょうか。

【時流に乗る】
板倉氏の事業はある意味時代の先を行っていたということができると思います。顧客になる企業がインターネットに成熟していなかったのが一因だと思います。事業を起こす際は業界、周辺業界、景気、政治状況など様々バックグランドを考慮しなければなりません。つまり、「俯瞰」周りを見渡すが重要なのです。そしてこの時流に乗った者が神様から祝福されるのでしょう。


もし、自分が事業に失敗したとしてもこのような本は書けないでしょう。しかし、もし失敗してもどうせやるならこのようにケーススタディになるくらいなことをやろうという勇気を同時にもらいました。
このように先輩ベンチャー経営者の失敗から学べば、後に続く私たちは失敗の確率を下げることができるのではないでしょうか。